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石神井(練馬)の凪(なぎ)

  • zensakka
  • 2024年7月26日
  • 読了時間: 1分

更新日:2024年9月17日

石神井の凪(なぎ)

多種類のみどりがあたりを覆い尽くしている。

この場所、秋になると紅葉が美しいので人は思わず歩みを止める。

カメラを向ける人も多い。

季語に春もみじや夏もみじがあるが、もみじは紅を強調しなくても美しい。

通学路にしている児のせいか、自転車が通り抜けていくのはいかにも野暮ったい。

 

  もみぢ葉は夏陽を浴びて濃さを増す 遠き知友にメール送らん

 

この地には早朝の凪(なぎ)がある。気流が停止するのだ。

背景像はどんよりとした雲である。この雲は気流の停止感を強めている。

画像は永遠に動きを停止している。

小鳥たちもこの静寂に協力しているのだろうか。鳴き声を潜める。

人が動きだす時間帯まですべてのものが動作を停止しているのだろうか。

mrmt



 
 
 

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1 comentário


Convidado:
28 de ago. de 2024

「石神井の凪」にコメント

 9月29日 朝7時ですが、今朝も凪、なぎっています。

九州に台風10号が上陸したとテレビが報じています。強力な台風だそうです。

嵐の前の静けさなのでしょうか。

当地の朝の風景はいつものように気流が停止しています。

20数メートル上空のケヤキの樹の小枝が少しも揺れていないのです。

でも今日の昼頃から台風の影響に大きく揺れることでしょうね。

森本

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